忍者ブログ

debsy anime-voice

男はそう言うもんだと斎藤は一人で頷いた

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

男はそう言うもんだと斎藤は一人で頷いた

男はそう言うもんだと斎藤は一人で頷いた。

 

 

「はい?

あっ,布団はその辺に置いといて下さい。ありがとうごさいました。次小姓になるならやっぱり斎藤さんがいいや。」

 

 

いいでしょ?と顔を覗き込まれて黙り込んだ。https://www.easycorp.com.hk/zh/offshore

 

 

「そんな機会はないだろうが考えてやってもいいぞ。」

 

 

満面の笑みを浮かべて顔を覗き込まれたら,普通の男なら勘違いする。

 

 

コイツ,俺に気があるのか――と。

 

 

「冗談でも俺の小姓になりたいと言ってたら周りに勘違いされるぞ。」

 

 

「え?駄目ですか?斎藤さんの所に居たいのはホンマなんですけど。

だって斎藤さん優しいし,頼りになるし,それに斎藤さんにとって私って空気みたいなもんじゃありません?

だから邪魔にはならないと思います!」

 

 

三津はぐっと拳を握って力説した。

 

 

……俺まで勘違いしたらどうする気だ?」

 

 

三津の顎に手を添えて上を向かせた。

驚いて見開かれた目は反らす事なく斎藤を映した。

 

 

「斎藤さんが勘違い起こしたらどうなるん?」

 

 

今度は好奇の目を輝かせて見つめてくる。

 

 

『こんなつもりじゃなかったんだが……。』

 

 

誰がいつ変な気を起こすか分からんぞと警告のつもりと,ちょっとからかいたかっただけなのに。

でも退くに退けない。

 

 

「どうなるか試すか?」勘違いを起こしたら……

 

 

想いが通じ合ってると思い込んだら,全てを自分の物にして構わないと考える。

 

 

『コイツにその気があると分かれば迷いはないが。』

 

 

ただ今の状況は自分の方がおちょくられてる。

 

 

『俺が絶対に変な事はしないと分かってるから目も反らさないんだ。』

 

 

「これからも旦那様と呼ぶのであれば,夫婦としてのそれなりの事はしてもいいんだな?」

 

 

これが最終警告。

止めて下さい,冗談だから!って,笑ってくれたらそれでいい。

 

 

『だが,どうなるか聞いてきたのはコイツだから別にちょっとぐらいは……。』

 

 

いいのでは?と思った瞬間。

 

 

……夫婦としてのそれなりの事って,具体的にはどう言う事でしょう?」

 

 

「あ……。」

 

 

障子を開け放したままなのを完全に忘れていた。

 

 

「いくら斎藤さんでも三津さんに変な事をしたらただじゃ済みませんよ?」

 

 

『俺に最終警告が……。』

 

 

三津の顎に手をかけたまま硬直した。

 

 

「三津さん聞きましたよ!ようやく土方さんから解放されたんですねっ!!

でも油断大敵です,こうやって悪い虫が寄って来ますから。」

 

 

「悪い虫とは心外だな。」

 

 

ムッとした斎藤は三津の顎から手を引くと腕組みをして総司と向き合った。

 

 

「三津さんもそんな簡単に触れさせちゃ駄目ですよ!

それ以前に部屋で男と二人きりになる事も禁止です!」

 

 

「お前はコイツの何なんだ?そう言うお前こそ下心があって来たんじゃなかろうな?」

 

 

「私は三津さんにもしもの事がないように心配してるだけです!」

 

 

二人が睨み合うのを三津は苦笑いでまぁまぁと宥めていると,そこに不機嫌な咳払いが割って入った。

 

 

「もうお三津ちゃん返してもらっていい?私とお三津ちゃんは忙しいんですけど。」

 

 

お二方は暇そうで羨ましいわと厳しい眼差しのたえが仁王立ちをしていた。

 

 

「お三津ちゃん買い物について来てくれへん?今日は買うもんいっぱいやねんよ。」

 

 

「はい,行きます!」

 

 

「では護衛と荷物持ちに俺もついて行こう。

それと買い物にこれは必要ないぞ。」

 

 

斎藤は三津の頭から姐さん被りを取り,少し乱れた髪を丁寧に整えた。

 

 

『またそうやって触る!』

 

 

総司が文句を言おうとしたのをたえに邪魔された。

 

 

「こうやって見ると斎藤さんとお三津ちゃんってお似合いね。」頬に手を当ててじっくり見つめてくるたえに困惑しながら,斎藤と三津は顔を見合わせた。

 

 

「そうですかね?斎藤さんは昼間っからお酒呑む辛党でしょ?三津さんは私と同じ甘党ですよね!」

 

 

「たまに副長に内緒で一緒に呑むぞ。なぁ?」

 

 

「ねっ!」

 

 

三津はみんなには言わないでねと口の前で人差し指を立てた。

 

 

「でもっ!斎藤さん無口でしょ?三津さんは一緒に楽しくお喋り出来る人の方がいいですよね!?

 

 

「あら,黙って女の話を聞いて相槌打ってくれる男の方が私は好きよ?」

 

 

男のお喋りは煩いだけ。たえはピシャリと言い切った。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R